低スペックのマシンではWindows10のデフォルトの構成だとまともな作業ができない場合がある。
いくつかの対策をメモしておく
テレメトリを無効化する
匿名データを収集してMSに送信する機能がある。 この機能はスペックに余裕がないPCでは無視できない負荷となる。 これを無効化する。
- Win + Rを押してグループポリシーエディタ
gpedit.msc
起動する。 - グループポリシーエディタの左側サイドバーから「コンピューターの構成」>「管理用テンプレート」>「Windows コンポーネント」>「データ コレクションとプレビュー ビルド」を開く。
- 「利用統計情報の許可」を無効に設定して「適応(A)」して「OK」
mDNSを無効化する
マルチキャストDNS(mDNS: multicast domain name system)という仕組みがある。 mDNSはDNSサーバが存在しない特殊なLAN内でも名前解決するための仕様であり、RFC 6762で定義されている。 DNSサーバが利用できない環境はほとんどないから停止すべきだ。
- Win + Rを押してグループポリシーエディタ
gpedit.msc
起動する。 - グループポリシーエディタの左側サイドバーから「コンピューターの構成」>「管理用テンプレート」>「ネットワーク」>「DNSクライアント」>「マルチキャスト名前解決をオフにする」を開く。
- 「マルチキャスト名前解決をオフにする」を無効に設定して「適応(A)」して「OK」
スタートメニューでWeb検索を無効化する
勝手にEdgeが開かれるのは邪魔でしかないから無効化しておく
- Win + Rを押してグループポリシーエディタ
gpedit.msc
起動する。 - グループポリシーエディタの左側サイドバーから「ユーザーの構成」>「管理用テンプレート」>「Windowsコンポーネント」>「エクスプローラー」>「エクスプローラーの検索ボックスで最近検索したエントリの表示を無効にする」を開く。
- 「エクスプローラーの検索ボックスで最近検索したエントリの表示を無効にする」を有効に設定して「適応(A)」して「OK」
不要なサービスを停止する
LinuxでいうデーモンのようなプロセスがWindowsにもある。
これはサービスという名前で呼ばれている。
Win + Rを押して、サービスを管理するツールservices.msc
を起動できる。
UPnPを無効化
UPnPはほとんどの場合役に立たず、セキュリティリスクを上げるだけの悪しき機能である。特別な理由がない限り、無効化しなければならない(MUST)。
Dellマシン特有
Dellのテレメトリ系サービス 以下を無効化する。
必要に応じた無効化
- Print Spooler
そのPCで印刷を全く行わないなら、不要。
状況に応じた削除
絶対に使わないことが分かっている場合は削除
Microsoft OneDrive
「アプリと機能」から削除