待ち行列理論では指数分布を仮定できると都合が良いが、現実のデータは指数分布よりもアーラン分布によく適合することがある。 指数分布ではx = 0で値が最大となるが、アーラン分布では0から少し離れたx > 0の時点で値が最大になる。
- 連続確率分布
- 期待値は
- 分散は
アーラン分布のパラメータ表示
アーラン分布はshapeパラメータとscaleパラメータで表されることもある。 shapeパラメータは上の式でkに該当する。 scaleパラメータは上の式でに該当する。
scaleパラメータに必要なの求め方。
- 標本平均の度数の合計を1に正規化する。 つまり度数の合計を先に集計し、元の各度数を合計値で割って0.01、0.2、...のような正規化された値を出しておく。
- 正規化された度数の平均を求める。
shapeパラメータkの求め方。 分散にkが含まれていることを利用して求める。
- 標本平均の度数の合計を1に正規化する。
- 正規化された度数の分散を求める。
- を求める。だたし、kは1以上の自然数であることに注意せよ。