passive checksとactive checks
zabbix-agent2を使った監視方法にはpassive checksとactive checksがある。 passive checksはzabbixサーバが監視対象へ定期的に問い合わせ、監視対象にインストールされているzabbix-agent2がCPU負荷などのデータを返す。 active checksはSNMPトラップのように、agent側からzabbixサーバへ自発的に監視データを送信する。 active checksはポートの穴あけをしなくて良いという点や、スケーラビリティがあると言う観点でpassive checksよりも優れている。
zabbix-agent2の設定
zabbix-agent2でactive checksを行う場合に特に気をつけるべき設定項目は次の2つである。
- Hostname
- ServerActive
設定ファイルはRocky Linux 8.5の場合/etc/zabbix/zabbix_agent2.confにあった。
Hostname
Hostname
は監視対象のホスト名である。
active checksを行う場合は、zabbixサーバ側の監視設定と一致させる必要がある。
Required for active checks and must match hostnames as configured on the server.
他の設定が合っていても、この設定が間違っているとエージェントは起動するものの監視データがzabbixサーバに送信されないという症状が起き得る。 インストールした直後のconfでは「Zabbix server」のような値に設定されているから注意する。
ServerActive
ServerActive
にはactive checksを行う際のzabbixサーバのホストを指定する。
passive checksをせず、active checksだけを行うなら設定値Server
を変更する必要はない。
参考文献
zabbix_agent2の設定値の詳細 4 Zabbix agent 2 (UNIX)
zabbix_agentを用いたpassive checksとactive checksについて 3 Passive and active agent checks